Helen Clark

[パース 30日 ロイター] - 30日アジア時間の原油先物は反発している。カタールが和平協議を働きかける中、トランプ米大統領はイランへの制裁緩和に応じる意向だとする報道を否定した。前日は中東からの原油供給回復を受けて下落していた。

0131GMT(日本時間午前10時31分)時点で、北海ブレント先物は1.14ドル(1.11%)高の1バレル=103.73ドル。米WTI先物は0.34ドル(0.38%)高の89.72ドルとなった。

9月の北海ブレントは約14%上昇しており、2カ月ぶりの大幅高となる見通し。WTIは5月以来初めて106ドルを突破し、月間では4%上昇している。

トランプ氏は11月の中間選挙を控え、消費者の価格負担を和らげるため、輸出禁止に代えて、赤色に着色されたディーゼル(農業・建設用など非道路用に免税で流通する軽油)の販売容認を検討している。

MSTマーキーのエネルギー調査責任者、ソール・カボニック氏は「ホルムズ海峡を通る輸送の回復を示す新たな証拠や、米国の軽油輸出制限に代わる措置が打ち出されるとの期待に加え、過去24時間にイランによる大幅な事態のエスカレートがなかったことで、価格はやや下落した」とし、状況は「依然として不安定で、石油輸送は高コストで制約もある」と指摘した。

カタールは29日、イランと米国の間で進めるシャトル外交が事態打開につながることに期待を示した。

サウジアラビアは29日、東西パイプラインの稼働再開に続き、紅海沿岸のヤンブー港で石油タンカーへの積み込みを再開した。

中東産油国の原油輸出は9月に日量1632万8000バレルに回復し、米国とイスラエルによる対イラン戦争が始まった2月以来の高水準となった。

市場関係者が29日、米石油協会(API)のデータを基に明らかにしたところによると、前週の米原油在庫とガソリン在庫は増加し、留出油在庫は減少した。9月25日までの週の原油在庫は102万バレル増加した。

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