[30日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)が30日発表した8月の自動車生産台数は、前年同月比5.7%増の4万0872台だった。8月は通常、工場の定期休止に伴い生産台数が低水準となり、変動が大きくなる。

生産は国内の乗用車需要回復を背景に増加に転じたが、欧州連合(EU)との通商摩擦の深刻化が業界の長期的な見通しを圧迫する恐れがある。

乗用車生産台数は6.1%増の3万9328台と、2025年12月以来の高い伸びを示した。輸出先上位10市場では、オーストラリア、日本、米国向けが最も拡大した。

EU向けは7.4%減少したものの、乗用車輸出全体の54.1%を占め、引き続き最大の輸出先となった。中国向けは15%減少した。

SMMTは、EUが提唱する「メード・イン・ヨーロッパ」条項への懸念を改めて表明。英国を政策の対象から除外すれば同国の自動車製造業の「存続にかかわる脅威」となると指摘した。

SMMTのマイク・ホーズ会長は「英国とEUの自動車産業は深く統合されており、英国製の自動車を最大の市場から事実上締め出せば双方が確実に損害を受ける」と指摘。共通の競争力を維持するため、現実的な解決策で合意するよう双方に求めた。

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