Dominique Patton

[29日 ロイター] - 欧米系自動車大手ステランティスは29日、フランス国内の3つの工場で少なくとも1週間、生産を停止すると発表した。電気自動車(EV)用電池の不足などを理由に挙げた。

SUV(スポーツタイプ多目的車)「プジョー3008」と「プジョー5008」を生産する東部ソショーにある工場は、長距離用電池の供給不足のため10月23日から30日まで操業を停止する。

同社は「これらの車種に対する需要は、特に法人顧客の間で強く、現在の供給能力を上回り続けている。こうした状況を踏まえ、市場のニーズに合致させ、顧客需要に見合わない車両在庫の積み増しを防ぐため、生産スケジュールを一時的に調整している」と説明し、これは一時的な措置であると付け加えた。

北西部レンヌ工場も同様の理由で10月22日から30日まで操業を止める。特にSUV「シトロエンC5エアクロス」の生産に影響する。

ステランティスはドイツの同業メルセデスと仏石油大手トタルエナジーと共同で所有する合弁会社オートモーティブ・セルズ・カンパニー(ACC)から長距離用電池を調達している。ACCはフランスに工場を所有しているが、近年のEV需要の低迷を受け、イタリアとドイツでの工場建設計画を断念している。ただ今年は中東紛争の発生以来、高騰する燃料価格を背景に需要は回復している。

ステランティス広報担当者は「残念ながらACCの生産は大きく前進しているにもかかわらず、まだ十分な量の電池を受け取れていない」と明らかにした。

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