David Shepardson
[ワシントン 28日 ロイター] - 米運輸省は、28日に最終決定された自動車の燃費規制の大幅な緩和により、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の技術コストが2031年までに204億ドル削減されると明らかにした。
トランプ政権の推計によると、この結果、31年までに自動車メーカーの技術コストは合計606億ドル下がり、1台当たりでは約1289ドルのコスト削減に相当する。24年の燃費規制では、GMの対応技術コストは31年までに317億ドルに上ると試算されていた。
新規制は12月初旬頃に発効する見通し。自動車メーカー各社はより厳しい要件を満たすために従来の規制下で必要だった、燃料消費を抑える高価な排出ガス低減装置の追加や、電気自動車(EV)の増産の必要がなくなる。
同省道路交通安全局(NHTSA)によると、クライスラーの親会社ステランティスの技術コストは66億ドル、フォード・モーターは58億ドル、トヨタ自動車は45億ドル、ホンダは41億ドル、それぞれ減少する見込み。
GMはこの規制の目標および、「燃費基準を市場の現実に合わせてより適切に調整する意図」を支持すると述べた。
昨年、ステランティスが2019年以降、米国の燃費基準を満たさなかったとして約7億7500万ドルの民事罰金を支払ったことを受け、議会は燃費基準未達成に対する罰則を廃止する法案を可決した。
23年にバイデン前政権下でNHTSAは32年までの燃費基準引き上げ案により、業界全体で140億ドルの罰金が予想されると発表した。内訳はGMが65億ドル、ステランティスが30億ドル、フォードが10億ドル。
24年に採択された最終規則では、要件が緩和され、27─31年に業界が直面する罰金は最大18億3000万ドルと推計された。