Manya Saini
[28日 ロイター] - 米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレスは28日、同社のカードを利用できる加盟店が世界で1億9000万カ所を超えたと発表した。米国外の加盟店は過去4年間で2倍超になった。
カード決済額を伸ばす上で、利用可能な加盟店数は鍵を握る。利用できる場所が増えるほど、顧客が日常の買い物や旅行などでカードを使う機会が増え、決済額や収益の拡大につながるためだ。競合するビザ やマスターカード は多くの主要海外市場で、より広範な加盟店網と事業規模を築いてきた。
これに対して米国外でカードを利用できる店舗が少ないことが長年の課題だったアメックスは、世界の決済プラットフォームや決済代行業者、ライセンス提携企業、各地域の加盟店契約会社との関係を強化し、大規模な加盟店網の拡大を続けている。
さらに今回の加盟店網拡大を通じ、同社の顧客基盤において存在感を高めている若年層のカード利用を広げる方針だ。
加盟店網の拡大に当たっては、カード会員の利用が多い地域を重点的に開拓。旅行先として人気のスペイン・バルセロナ、香港、パリ、イタリア・シチリア島などにカードを利用できる店舗を増やした。
アメックスのグローバル・マーチャント・アンド・ネットワーク・サービス部門社長のアンナ・マーズ氏はロイターのインタビューで、大規模イベントの開催が見込まれる都市も重視していると説明。「スポーツイベントなど、大きなイベントで人気が高まる場所も考慮している。そのため、メキシコ市や(オーストラリアの)メルボルンなどに力を入れてきた」と明らかにした。カード会員の支出を促すレストランなどの業種についても、加盟店の拡大を進めているという。
マーズ氏は「世界中で引き続き機会があるとみている。加盟店のカバー率について、われわれが目指す水準にはまだ達していない」として一段の拡大に意欲を示した。