Lucy Craymer
[ウェリントン 29日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)政府は29日、財政赤字と債務残高の見通しを5月の予算案で示した水準から引き下げるとともに、経済成長についても強気の見方を示した。ラクソン首相は、財政状況の改善と予想を上回る経済成長は政権の経済運営能力を示すものだと強調、11月7日の総選挙を前に有権者にアピールした。
財務省は、2027年6月30日に終わる会計年度の損益除外財政収支(OBEGAL、資産・負債の評価損益などを除く政府の収支指標) 赤字を87億3000万NZドル(49億4000万米ドル)と予想した。5月時点の予想は140億9000万NZドルの赤字。黒字転換時期は28─29年とし、5月に見込んだ29─30年から1年前倒しになるとの見通しを示した。
ラクソン氏は会見で、経済・財政見通しは明るい材料であり、自身が率いる中道右派・国民党主導の政権が努力してきた成果だと述べ「今の課題は前進を続け、この前向きな見通しを現実のものにすることだ」などと語った。
財務省はまた、インフレ率は27年第2・四半期に政府目標の1─3%の範囲に戻ると予想。27年第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前年同期比2.9%と見込んだ。