[ミラノ 28日 ロイター] - カタールの国営エネルギー企業カタールエナジーは、ホルムズ海峡が事実上封鎖されていることを受け、イタリアのエネルギー企業エジソンやアジアの一部顧客に向けた液化天然ガス(LNG)供給について、既に発出済みの不可抗力通知の適用を再延長すると伝えた。エジソンおよび取引関係筋が28日に明らかにした。

エジソンは28日、12月上旬までLNGの荷受けができない見通しだと発表した。米国とイスラエルのイラン攻撃に端を発した中東紛争を受けてカタールエナジーは4月に不可抗力通知を出し、その後期間を延長していた。

2人の取引筋によると、バングラデシュやパキスタンを含めたアジアの顧客に対しても不可抗力通知が11月まで延長された。

カタールエナジーは、コメント要請に直ちには回答しなかった。

カタールは、中東紛争による経済的な打撃が最も大きい国の一つとなっている。ロイターの試算によると、カタールからの2026年1―8月のLNG輸出量は前年同期比で96%減っている。

近隣のペルシャ湾岸諸国はホルムズ海峡経由で密かに原油を輸出することが出来ている半面、エネルギー情報機関ICISによると、カタールのLNG輸出は1-8月でわずか18カーゴと、前年同期の509カーゴを大きく下回った。

エジソンは、カタールエナジーから年間64億立方メートルの天然ガスを購入する長期契約を結んでいる。これはイタリアの総消費量の約1割に相当する。契約は09年に発効し、期間は25年間となっている。

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