Hiroko Hamada
[東京 29日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比0.87%(570円62銭)安の6万5307円00銭となった。きょうは配当権利落ち日に当たり、配当落ち分が指数の押し下げ要因となったほか、原油高も引き続き投資家心理の重しとなった。下落幅は一時800円を超えたが、節目の6万5000円は維持した。
・日経平均は前営業日比0.49%安でスタートした後、前場中盤に1.24%(818円)安の6万5058円86銭まで下落。その後は下げ幅を縮小しもみ合い。
・きょうは3・9月期決算企業の配当権利落ち日で、市場推計では380円程度の押し下げ要因に。
・物色面では、一部主力株やAI(人工知能)・半導体関連株が軟調。前日に英半導体設計アーム・ホールディングスが急落したことを嫌気し、ソフトバンクグループは2%超安。
・原油価格の上昇も重しに。足元、米WTI原油先物は1バレル=93ドル台で推移。
・TOPIXは1.52%安の4049.34ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆1125億7600万円。
・東証33業種では、全業種が値下がり。石油・石炭製品、証券、商品先物取引、鉱業などの下げが大きかった。
・きょうスタンダード市場に新規上場したクラサスケミカルは218円で初値をつけ、前場終値は初値を上回った。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが153銘柄(9%)、値下がりは1329銘柄(85%)、変わらずは27銘柄(1%)。
<極東証券経済研究所 佐藤俊郎社長>
「折に触れて金利高が重しとなり株安の要因となってきたものの、年初来でみると金利高・株高の傾向。足元の売りも一服すれば落ち着いた相場展開になると想定」
「現時点では、金利上昇が企業業績を悪化させるという悲観ムードにはなっていない」