David Shepardson

[ワシントン 28日 ロイター] - 米運輸省は28日、乗用車などの燃費基準を大幅に引き下げる規則を最終決定した。トランプ大統領が進めるガソリン車販売を促進し、バイデン前大統領が実施した燃費向上と電気自動車(EV)普及策を転換する取り組みの一環となる。

新たな基準によると、2031年までに自動車メーカーの全車種平均燃費を1ガロン当たり34.9マイル(1リットル当たり14.7キロ)とする。バイデン政権下では1ガロン当たり50.4マイル(同21.4キロ)だった。

運輸省の試算によると、今回の規則によって自動車メーカーが基準を満たすために負担する1台当たりの平均コストは1289ドル低下する。一方、車両の全使用期間を通じた燃料費は1600ドル余り増加する見込みだ。

また今回の規則により米国はガソリン消費量が2050年までにバイデン政権時の基準と比べて4.6%増加する一方、新車販売は増えると予想されている。

さらに今回の規則では、2028年から自動車メーカー間で売買できる燃費クレジット取引制度も廃止する。これまでこの制度はテスラ やリビアン などEVメーカーにとって重要な収益源となっていた。

バイデン政権は24年に燃費基準を引き上げ、自動車メーカーにEVへの移行を促す規則を最終決定。燃費の要求水準については、24年と25年のモデルイヤーで年8%、26年に10%、27-31年に年2%それぞれ引き上げることになっていた。

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