Sumit Saha
[29日 ロイター] - 原油先物価格は続伸している。湾岸地域からの原油輸出に回復の兆しが見られる一方、米国とイランの紛争による中東の供給混乱への懸念が根強く残り、上昇圧力となっている。
0002GMT(日本時間午前9時2分)時点で、北海ブレント先物は0.63ドル(0.6%)高の1バレル=105.91ドル。米WTI先物は0.72ドル(0.8%)高の93.32ドル。
KCMトレードのチーフアナリスト、ティム・ウォーターラー氏は「湾岸からの原油輸出が増加している構図がより明確になってきたが、増加分の大半は依然として船舶間の積み替えといった代替手段に依存している。こうした方法は通常の操業に比べ効率が悪く、コストも高いため、原油価格の高止まりが続いている」と解説した。
中東主要産油国の9月の原油輸出量は日量1280万バレルに回復し、米国とイスラエルが2月にイランとの戦争を開始して以降で最高に達する見通しだ。ケプラーが28日公表したデータで分かった。サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が輸出を増やしている。