[ニューヨーク 28日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対しほぼ横ばいで推移した。米国とイランの対立が続く中、原油価格が上昇し、米債利回りが押し上げられた。また市場では、30日の米個人消費支出(PCE)価格指数、10月2日の米雇用統計の発表にも注目が集まる。
中東紛争の長期化を受けてホルムズ海峡を通過する石油・ガス輸送に障害が生じる中、米国債利回りは5%を上回る数十年ぶりの高水準を維持しているが、ドルの地合いは圧迫されている。
バノックバーン・フォレックスのチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「米国がイランの提案を拒否したことで原油価格が急伸し、米利回りに上昇圧力がかかり、ドル全般を押し上げている」と述べた。
スコシアバンクのショーン・オズボーン氏率いるアナリストチームは投資家向けメモで「市場の主眼は依然として原油価格だ」と指摘。「エネルギー価格の上昇幅と持続期間は米連邦準備理事会(FRB)の政策担当者にとって重要な考慮事項であり、主要先進国中銀の追加引き締め観測を継続的に押し上げている」との見方を示した。
主要通貨に対するドル指数は横ばいの101.20と、約2カ月ぶり高値近辺にとどまった。
円は対ドルで1ドル=157.39円。 財務省の三村淳財務官は28日、都内でロイターとのインタビューに応じ、円の過小評価は問題とする意向を日米両政府が共有したメッセージは「非常にクリア」との認識を示した。「市場が素直に受け止めてくれればいい」との考えも述べた。
ユーロは対ドルで1.1370ドルと、約2カ月ぶり安値付近で推移した。
英ポンドは対ドルで1.3250ドルと横ばいで、約3カ月ぶり安値近くにとどまった。
オフショア取引で中国人民元は対ドルで小幅上昇の1ドル=6.713元。トランプ氏と中国の習近平国家主席による3日間にわたる首脳会談では、多岐にわたる懸案事項について大きな進展が見られなかった。
ドル/円 NY終値 157.35/157.40
始値 157.02
高値 157.58
安値 156.86
ユーロ/ドル NY終値 1.1370/1.1372
始値 1.1372
高値 1.1388
安値 1.1354