[ロンドン 28日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のラムズデン副総裁は28日、保有国債削減に関する長期的な道筋に対し、市場は好意的に反応したもようで、借入コストがやや低下したと述べた。

英中銀は17日、4880億ポンド(6470億ドル)に上るギルト債(英国債)保有分の大半を2034年までに売却する計画を発表した。年間200億ポンドのペースで売却を進める一方、短期債は満期償還を待ち、紙幣発行の裏付けとして1200億ポンドの長期債は保有し続ける方針だ。発表後、英国債価格は長期債を中心に上昇し、利回りが低下した。

ラムスデン氏はロンドンでの講演で、「1週間余り前に公表した一連の発表には多くの情報が含まれていたが、十分に理解され、好意的に受け止められたようだ」と述べた。「これは、市場が総額でより大規模な量的引き締め(QT)、あるいはより速いペースでのQTを予想していたことを示唆する」とし「今後のQTの道筋に関する不確実性が解消され、リスクプレミアムが低下した可能性もある」と述べた。

同氏は、インフレ圧力が一段と強まれば利上げが必要になる可能性があると述べた。9月の金融政策決定会合の議事要旨で示した見解をほぼ踏襲した。

「金融政策は引き続き引き締め的だが、インフレ見通しに対する上振れ圧力が強まり続ければ、政策金利の引き上げが妥当となり得る」と述べた。

英中銀は今月の金融政策委員会で、6対3で政策金利の据え置きを決めた。ラムスデン氏は据え置きを支持した。

金融政策が既に引き締め的だったこともあり、英中銀はイラン戦争開始以降、利上げをしていない。

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