Panarat Thepgumpanat Panu Wongcha-um
[バンコク 28日 ロイター] - タイの憲法裁判所は28日、2月の総選挙の合法性に異議を唱える申し立てを退け、使用された投票用紙は投票の秘密を侵害していないとの判断を下した。
選挙ではアヌティン首相が率いる与党「タイの誇り党」が勝利。同党は経済の停滞や汚職疑惑などにより、国民の信頼を勝ち取ることに苦戦しているが、再選挙の可能性は回避された。
今回の訴訟は、投票用紙に印刷されたバーコードやQRコードを用いて有権者がどの候補者や政党を選んだかを特定できる可能性があるとして、オンブズマンが異議を申し立てていた。
憲法裁は、一部の投票用紙のバーコードが有権者の特定に利用される可能性はあったものの、それらは選挙当局による管理目的でのみ記載されたものであり、個々の投票を追跡する意図はなかったと述べた。また、有権者名簿などの保管体制は「十分に安全」だとした。
一方で、今後の選挙においてこのようなコードの使用を控えるよう勧告も行った。