[グダニスク 25日 ロイター] - 米金融大手JPモルガンはトルコ中央銀行の今後の金融政策について、10月22日の次回会合で1%ポイントの利下げ、さらに12月に追加で1%ポイントの利下げを決め、年末の政策金利は35%になると見込んでいる。エネルギー価格が上昇しているものの、基調的なインフレ圧力が和らいでいることが背景にある。
9月の物価の季節調整済み前月比上昇率は1.9%と、8月の2.3%から鈍化すると予想。コア指数の上昇率も2.0%から1.6%に減速すると見込んでいる。9月の前年比上昇率は8月の31.5%から30.2%に鈍化すると予想した。9月の物価統計は10月5日に発表される。
一方、9月のエネルギー価格は前月比6%上昇と予想。国際原油価格の上昇を受け、ガソリンや軽油などの燃料費が上昇する一方、食品価格の前月比上昇率は0.9%と、比較的抑制された水準にとどまると見込んだ。
またJPモルガンは、トルコがガソリン価格に適用している「変動スライド制」と呼ばれる税調整の仕組みを撤廃し、軽油に対する税制上の支援を段階的に縮小すると予想している。トルコの総合インフレ率は年末までに29.5%に低下すると見込んだ。
トルコの政策金利は世界で最も高い水準にある。利下げが実施されれば、ここ数カ月で再び利上げを開始した他の主要国とは対照的な動きとなる。