Ben Blanchard
[台北 28日 ロイター] - 習近平中国国家主席とトランプ米大統領が先週の会談で第2次世界大戦中の両国の同盟関係を強調したことを受け、台湾は、中国が大戦の歴史を書き換えようとしているとして反発している。
24日にワシントンで開かれた晩さん会では、習氏とトランプ氏の双方が両国が大戦でともに戦ったことを称賛。首脳会談後にホワイトハウスが公表したファクトシート(概要説明資料)によると、両首脳は米中が「第2次大戦の同盟国であり、勝利のために肩を並べて戦った」ことを振り返ったという。
台湾は、米国と当時共に戦ったのは中華民国だと指摘し、中国政府が広めている歴史認識は歪められていると主張した。台湾は、米政府が中国側の歴史解釈を受け入れ、台湾にとって最大の武器供給国である米国からの支援が弱まることを警戒している。
台湾で対中政策を所管する大陸委員会の沈有忠副主任委員は、習氏は「第2次大戦の歴史認識を中華人民共和国主導のものへと導こうと絶えず試みている」と述べた。その上で、台湾は米国に対して、「第2次大戦の全過程を通じて、中華民国こそが米国の揺るぎない同盟国だったことを正しく理解する」よう働きかけを続けるとした。