<為替> 円がドルに対して急伸した。日米財務相が電話会談を行い、強い円が望ましいとの認識で一致したと表明したことを受けた。ドルは原油価格が2%を超えて下落したことを受け、4日続伸に歯止めがかかる方向にある。ただ、利上げ観測の高まりを背景に、週間では2週連続の上昇に向かっている。 円は1.06%高の157.13円をつけ、4日続落に歯止めをかける方向となった。9月7日以来最大の上昇率となる見通し。 日本の財務省は、片山さつき財務相とベセント米財務長官が日本時間の25日夜、電話で会談したと発表した。両氏は円の過小評価が懸念事項であることを改めて確認。金融市場の動向等に関して意見交換を行い、両国間の協力をさらに強化していくことも再確認したという。nL6N45H0R9 それでも円は週間では2週連続の下落に向かっている。市場が先週の日銀による利上げと最新のガイダンスをタカ派色が不十分と判断したためだ。 主要通貨に対するドルの価値を測るドル指数は0.3%安の100.95となった。 ユーロは0.15%高の1.1396ドル。 CMEのフェドウオッチによると、10月会合での連邦準備理事会(FRB)の利上げ確率は約66%と、1週間前の約58%から上昇した。 英ポンドは0.23%高の1.3246ドル。イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁のタカ派的発言に支えられた。ただ、24日に付けた3カ月ぶり安値近辺にとどまった。

NY外為市場:[USD/J]

<債券> 国債利回りが上昇した。予想を上回る経済指標を受けてインフレ懸念が強まり、このところの急激な上昇に拍車がかかった。

米30年債利回りは22年ぶり、10年債利回りは19年ぶりの高水準をそれぞれ更新した。

30年債利回りは終盤に2.4ベーシスポイント(bp)上昇の5.486%。一時5.5319%と、2004年以来の高水準を付けた。

指標となる米10年債利回りは終盤に0.3bp上昇の5.165%。一時5.2297%と、2007年以来の高水準を付けた。

2年債と10年債の利回り格差は30.3bpだった。

好調な指標を受け、連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ観測が高まった。CMEグループのフェドウオッチによると、トレーダーは10月の次回米中央銀行会合での追加利上げ確率を64%超と見込んでいる。1週間前は約55%だった。

FRBの金利見通しに連動して動く米2年債利回りは3.5bp低下の4.86%となった。

今週は複数のFRB当局者が、物価上昇を抑制するため追加利上げが必要になる可能性があるとの見解を示した。

原油価格は25日、米国とイランの休戦の可能性を投資家が見極める中、小幅に下落した。

商務省が25日発表した8月の耐久財受注は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比1.6%増加した。ロイターがまとめたエコノミスト予想(0.5%増)を上回る伸びとなった。

米金融・債券市場:[US/BJ]

<株式> 主要株価3指数が上昇して取引を終えた。マイクロソフトなど人工知能(AI)関連のハイテク株が相場を押し上げた。ただ、原油価格の高止まりや米国債利回りの急上昇を受けて、市場では警戒感も広がった。 マイクロソフトは3.7%上昇。同社はこの日、AIアシスタント「コパイロット」の刷新を発表した。AI機能の拡充によりライバルに対抗する狙いがあるとみられる。 半導体大手のクアルコムは4%、AI向けサーバーメーカーのデルは5%、それぞれ上昇した。 米国とイランがニューヨークでの協議で、イランがホルムズ海峡を開放し、米国が対イラン経済封鎖を解除するという、段階的な戦闘終結への道筋が模索されているとの報道が市場心理を支えた面もあった。 アカマイ・テクノロジーズは3.2%高。同社は24日、AI開発企業アンソロピックと総額116億ドルのクラウドサービス契約を締結​した。これには、アンソロピックにアカマイ株の最大5%を取得‌できるワラント(新株予約権)を付与する内容も含まれる。 一方、メタ・プラットフォームズは3.3%下落。同社の株価は今週、AIエージェント「ミューズ」への反応を背景に約13%急騰した。ただアナリストらは、ミューズがハイテクインフラ関連株には追い風となる一方、銀行やオンラインショッピングプラットフォーム、その他の消費者向け事業には逆風となる可能性があると指摘している。 米⁠メディアのピープルは11%急伸。ラスベガスでカジノホテルなどを運営するMGMリゾ‌ーツ・インターナショナルが同社への買収提案を検討しているとの報道を受けた。 S&P総合500種の主要11業種のうち7業種が上昇。情報技術が0.91%高で首位、次いで工業が0.6%高となった。 週間ではS&P総合500種が1.2%、ナスダック総合が2%それぞれ上昇。ナスダックは23日に終値ベースの過去最高値を更新した。 S&P総合500種では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.9対1の比率で上回った。 米取引所の合算出来高は149億株。直近20営業日の平均は168億株。

米国株式市場:[.NJP]

<金先物> 小幅上昇したものの、米連邦準備理事会(FRB)当局者らのタカ派的な発言や米国債利回りの上昇を背景に、週間ベースでは下落する見通しとなった。

米東部時間午後2時5分(日本時間26日午前3時5分)時点で、金現物価格は0.1%高の1オンス=4282.98ドル。週間では約2.1%下落の見通し。米金先物の清算値は0.5%高の4321.20ドル。

FRBは先週、約3年ぶりとなる利上げを実施し、今後も追加利上げの可能性を示唆。米10年債利回りは19年ぶりの高水準となり、金利を生まない資産である金の魅力が低下。金価格は2月27日の高値から約19%下落している。

NY貴金属:[GOL/XJ]

<米原油先物> 約2%下落。米国とイランの停戦への期待が高まったことや、米国がディーゼル(軽油)の輸出禁止に踏み切る可能性が報じられたことが材料となった。一方、イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃が激化する中、同国からの供給混乱を巡る懸念も広がった。 清算値は、北海ブレント先物が2.28ドル(2.1%)安の1バレル=104.32ドル。米WTI先物は2.20ドル(2.3%)安の92.41ドル。 週間ではブレントは1%未満の上昇、WTIは約8%の下落となった。 米国とイランがニューヨークで続けている協議で、イランがホルムズ海峡を開放し、米国が対イラン経済封鎖を解除するという、段階的な戦闘終結への道筋が模索されていることが複数の関係筋の話で分かった。 一方、イラン政府高官は25日、米国がホルムズ海峡の再開に向けたイランの提案を受け入れたとしても、核開発計画を巡っては一切の柔軟な姿勢を示さないとの考えを明らかにした。

NYMEXエネルギー:[CR/USJ]

ドル/円 NY終値 157.26/157.30

始値 157.82

高値 157.85

安値 156.95

ユーロ/ドル NY終値 1.1391/1.1392

始値 1.1397

高値 1.1411

安値 1.1387

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 94*21.00 5.4905%

前営業日終値 95*02.00 5.4620%

10年債(指標銘柄) 17時03分 95*27.50 5.1646%

前営業日終値 95*28.00 5.1620%

5年債(指標銘柄) 17時05分 100*01.00 4.9928%

前営業日終値 99*28.25 5.0270%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*25.38 4.8599%

前営業日終値 99*23.25 4.8950%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 51828.62 +478.64 +0.93

前営業日終値 51349.98

ナスダック総合 27068.72 +129.34 +0.48

前営業日終値 26939.37

S&P総合500種 7743.41 +39.28 +0.51

前営業日終値 7704.13

COMEX金 12月限 4321.2 +23.2

前営業日終値 4298.0

COMEX銀 12月限 6480.1 +79.9

前営業日終値 6400.2

北海ブレント 11月限 104.32 ‐2.28

前営業日終値 106.60

米WTI先物 11月限 92.41 ‐2.20

前営業日終値 94.61

CRB商品指数 418.5351 ‐4.7891

前営業日終値 423.3242

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