[ニューヨーク 25日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円がドルに対して急伸した。日米財務相が電話会談を行い、強い円が望ましいとの認識で一致したと表明したことを受けた。ドルは原油価格が2%を超えて下落したことを受け、4日続伸に歯止めがかかる方向にある。ただ、利上げ観測の高まりを背景に、週間では2週連続の上昇に向かっている。
円は1.06%高の157.13円をつけ、4日続落に歯止めをかける方向となった。9月7日以来最大の上昇率となる見通し。
日本の財務省は、片山さつき財務相とベセント米財務長官が日本時間の25日夜、電話で会談したと発表した。両氏は円の過小評価が懸念事項であることを改めて確認。金融市場の動向等に関して意見交換を行い、両国間の協力をさらに強化していくことも再確認したという。
それでも円は週間では2週連続の下落に向かっている。市場が先週の日銀による利上げと最新のガイダンスをタカ派色が不十分と判断したためだ。
主要通貨に対するドルの価値を測るドル指数は0.3%安の100.95となった。
ユーロは0.15%高の1.1396ドル。
CMEのフェドウオッチによると、10月会合での連邦準備理事会(FRB)の利上げ確率は約66%と、1週間前の約58%から上昇した。
米コネティカット州スタンフォードのマネーコープでトレーディング・仕組み商品責任者を務めるユージン・エプスタイン氏は「ここ数日でドルはかなり急激に上昇しており、やや行き過ぎているのかもしれない。少し一服しているだけだ。きょうドルが実質的に大きく下落しているとは言えない」と述べた。
英ポンドは0.23%高の1.3246ドル。イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁のタカ派的発言に支えられた。ただ、24日に付けた3カ月ぶり安値近辺にとどまった。
ドル/円 NY終値 157.26/157.30
始値 157.82
高値 157.85
安値 156.95
ユーロ/ドル NY終値 1.1391/1.1392
始値 1.1397
高値 1.1411
安値 1.1387