Trevor Hunnicutt David Brunnstrom
[ワシントン 25日 ロイター] - トランプ米大統領は25日、前日の首脳会談に続き、中国の習近平国家主席を国立公文書記録管理局(NARA)に案内する。両首脳は米中関係の歴史と今後の方向性について、自らの見解を強調するとみられる。
トランプ氏は習氏を歓迎するあいさつで、NARAでは独立宣言や合衆国憲法、権利章典など、米国の歴史上特に貴重な資料を見学すると述べた。
米中の「長年にわたり大切にされてきた関係を物語る資料」や、両国の「文化交流」を示す資料も見学すると説明した。「何世紀も前、われわれの祖先は交易し、学び、より良い世界を築くために海を渡った。両国はまさに同じことをしている。そのことと両国の関係を大いに誇りに思う」と語った。
習氏は24日の首脳会談で、米国が「台湾問題を慎重に扱う」ことを望むと述べた。中国国営通信によると、習氏は「米国側が『台湾独立』に反対するという正しい立場を堅持することを望む」と表明した。米国は数十年にわたって台湾独立を「支持しない」とする立場を取っている。
米シンクタンク民主主義防衛財団のクレイグ・シングルトン氏は、中国が台湾問題を巡りトランプ氏との間で新たな基準を確立したと考えている可能性があると述べた。
習氏が「堅持」という言葉を使った点は重要だと指摘し、「米国が既に中国の望むように行動していると、中国側が考えていることを示唆している」と説明した。
同氏は「(米国が)台湾への武器売却を現在見合わせている中、中国はこの自制を一時的な休止ではなく、新たな基準との見方を強める可能性がある」と述べた。
「トランプ氏が安定した関係を考える際に、中国側のレッドライン(超えてはならない一線)を自らの判断基準に取り込むよう仕向けることが中国の狙いだ」と語った。