[シドニー 24日 ロイター] - オーストラリア統計局が24日発表した8月の就業者数は市場予想を上回る伸びとなり、前月の予想外の減少から回復した。ただ、求職者の増加を背景に失業率は5年ぶりの高水準に上昇した。

まちまちの内容となったが、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が来週、今年4回目の利上げに踏み切るとの根強い市場観測は揺らいでおらず、市場は政策金利が4.60%に引き上げられる確率を95%で織り込んでいる。ただ、豪ドルは前日の大幅安に続き、0.2%安の0.7026米ドルと約7週間ぶりの安値を付けた。

就業者数は前月比3万9500人増加した。7月は1万5800人減少していた。8月は市場予想の2万人増を上回ったが、フルタイム雇用が6300人減少した。

失業率は4.6%に上昇し、横ばいの4.5%を見込んでいた市場予想を上回り、2021年終盤以来の高水準となった。労働参加率は0.2ポイント上昇の67.1%。総労働時間は0.7%増加し、不完全雇用率は6.2%に低下した。

統計局労働統計部門責任者のショーン・クリック氏は「今年8月は、これまで労働力人口に含まれていなかった人が失業状態に移行した割合が、近年に比べて高かった」とした上で「労働力人口の規模が拡大したことで、労働参加率が上昇した」と説明した。

中銀によると、労働市場は幾分緩んだものの、依然として引き締まった状態にある。ブロック中銀総裁は今週、失業率が4.5─5.0%のレンジにあればインフレ抑制に寄与する可能性があると述べ、ここから幾分の上昇が必要との見方を示唆した。

中銀はインフレ抑制のため今年3回利上げを実施し、政策金利をコロナ禍後の最高水準に並ぶ4.35%に引き上げた。それでもコアインフレ率は依然3.6%と、中銀の目標レンジである2─3%を大きく上回っている。

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