国防組織の大部分を混乱に陥れてきた
イラン戦争が始まって6カ月の間に(実際は最初の1カ月だけでも)、米軍は最重要の兵器を大量に消耗した。巡航ミサイルや最新鋭の防空ミサイルなどは、半分以上を使い果たした。最先端兵器の1つであるTHAAD(高高度防衛ミサイル)は、韓国から中東へ移さざるを得なかった。さらに、空母ジョージ・ワシントンと護衛艦艇を日本からペルシャ湾へ移動させた。これで太平洋に配備されている空母はなくなった。
SDOBは、中東に展開する5万人の米軍兵士と装備の多くを少なくとも9月いっぱい、一部については来年に入ってからも中東にとどめると定めていた。その後に出された不同意の意見書は、イラン戦争がさらに長引けば、米軍の即応態勢を維持できなくなると警告している。
海軍の元高官らによれば、過去にも司令官がリスクを警告する文書を提出したことはあった。だが戦闘作戦のさなかに、これほど多くの司令官が一斉にこの種の意見書を提出するのは異例だ。しかも提出した司令官らは、ドナルド・トランプ大統領とヘグセスへの忠誠心を買われて選ばれたか、忠誠心ゆえに地位にとどまってきた人たちだ。
ヘグセスは忠誠心を試すような行為やとっぴな要求によって、国防組織の大部分を混乱に陥れてきた。これまで少なくとも45人の将校の昇進を阻止している。
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