[シドニー 8日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のハウザー副総裁は8日、9月28─29日に開かれる次回理事会で利上げの是非が議論される見通しだとし、インフレは高止まりしており、上振れリスクがあるとの見解を示した。

ハウザー氏はオーストラリア放送協会(ABC)に対し、米国訪問でデータセンターが経済に及ぼす影響を目の当たりにして、インフレを巡る懸念が強まったと説明。当局者にとって重要な問題は、今年に入って実施した3回の利上げでインフレ抑制に十分か、もしくはさらなる措置が必要かということだと指摘した。

今年7月のインフレ率が市場予想を上回る伸びを示し、市場は現在、今月29日に政策金利が25ベーシスポイント(bp)引き上げられて4.60%となる可能性を68%と織り込んでいる。2027年に金利が4.85%に達する観測は60%となっている。

ハウザー氏は、インフレ率を中銀目標の2─3%に収めるために大幅な利上げが必要な段階には至っていないとしつつも、目標を上回る状態が長引けばより強力な政策対応が必要になる可能性があると述べた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。