アリゾナ州にある、アメリカ随一の観光地、グランドキャニオン。2026年8月29日、グランドキャニオンのブライト・エンジェル・キャニオン一帯を大規模な鉄砲水が襲った。これを受け、現在も捜索・収容活動が続いている。
この洪水では、少なくとも2人が死亡、約15人が行方不明となった。また、トランスキャニオン・ウォーターラインを含む重要なインフラが損傷している。
国立公園局(NPS)の広報担当者は8月29日早朝、本誌に対し「2人の遺体が収容された。調査では、トランスキャニオン・ウォーターラインのおよそ40%が損傷または破壊されたことが判明している。今後予想される天候によって、作業の実施時期や進行速度に影響が出る可能性がある」と述べた。
現在も捜索・収容活動が続いており、その間は閉鎖区域に立ち入らないよう呼びかけているとNPS当局者は説明した。
影響を受け、閉鎖されている場所には、ファントム・ランチ、ブライト・エンジェル・キャンプグラウンド、ファントム・ランチ・キャンティーンのほか、ノース・カイバブ・トレイルの起点からファントム・ランチまでの全区間が含まれている。
米内務省の関係者を含む連邦当局者は、月曜日午後の記者会見で最新情報を報道陣に説明する予定だ。
フラッグスタッフの国立気象局(NWS)当局者によると、8月29日は雷雨となる確率が60~70%と予報されていた。
NWSの広報担当者は「この地域では午前中、断続的に雨が降っていた」と説明した。
その後、午後2時30分ごろに激しい雷雨警報が出され、午後2時42分には鉄砲水警報が発令された。その後、この激しい雷雨によって30分間に最大2.5センチの雨が降り、グランドキャニオンで鉄砲水が発生したとNWS当局者は説明した。