[ベルリン 29日 ロイター] - フィンランドのストゥブ大統領は29日付の独紙ビルトに、ロシアが北大西洋条約機構(NATO)加盟国への攻撃に踏み切るリスクを冒すことはないとの認識を示し、NATOの結束を試すとは考えにくいと述べた。

西側当局者らは、ロシアがサイバー攻撃などのハイブリッド作戦を仕掛け、NATOとの直接対決につながりかねないリスクが高まっていると警告してきた。ドイツ当局者らは、ロシアが2029年までにNATO加盟国を攻撃できる態勢を整えると分析している。

同氏はインタビューで「私にはそれを裏付ける証拠も事実も見当たらない」と説明。NATOはあらゆるシナリオに備えなければならないとしながらも、ロシア政府がNATOと戦争できる態勢にあるとは考えていないとし、「世界で最も強力な軍事同盟であるNATOを攻撃したいとはまず考えないだろう」と述べた。

また、ロシアは情報戦を通じて欧州で不安を拡大しようとしているが、ウクライナで持続不可能な損失を出しており、月に約3万─3万5000人の兵士を失う一方、新規募集は約2万7000人にとどまっていると指摘。「いきなり二正面に兵力を動員できるようになるとはとても思えない」と述べた。

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