[アッシュビル(米ノースカロライナ州) 31日 ロイター] - ベセント米財務長官は31日、ロシアのシルアノフ財務相との会談で、ウクライナ戦争が終わるまではロシアに対する経済支援やその他の問題に関する合意はあり得ないと伝達した。両者の会談内容に詳しい関係筋が明らかにした。

シルアノフ氏が相互の関心分野について協議しようとしたところ、ベセント氏はこれを遮り、「戦争が終わるまで何も実現しない」と述べたという。

会談は主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の合間に行われた。

ロシアによるウクライナ侵攻以来、ロシアの財務相が同会議に直接出席するのは初めて。対ロ追加制裁を検討している欧州当局者らはこれに反発している。

米政府当局者はこれに先立ち、ベセント氏とシルアノフ氏の会談の焦点はトランプ大統領のウクライナ和平案だと述べていた。ロシア財務省は両氏がG20の枠組みにおける金融協力について協議したと明らかにした。

米国は2025年10月にロシアの石油大手に制裁を科したが、イランとの戦争でホルムズ海峡経由のエネルギー供給に混乱が生じたことを受け、ベセント氏は供給逼迫を緩和するため、海上輸送中のロシア産原油の販売を認めた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。