Philip Blenkinsop

[ノースカロライナ州アッシュビル 31日 ロイター] - 米ノースカロライナ州アッシュビルで31日に開幕した20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、欧州各国の財務相や当局者はロシアの参加を巡り反発を示した。ドイツ財務相は、ウクライナに対する戦争が続く限り、ロシアとの関係正常化はあり得ないとの考えを示した。

同会議には、ロシアのシルアノフ財務相がロシア中銀代表者らとともに出席。ロシア財務省によると、シルアノフ氏はベセント米財務長官と会談し、金融分野における米ロ協力や、G20の枠組み内での連携について協議した。

これについて欧州各国の当局者からは反発の声が相次いだ。ドイツのクリングバイル財務相は記者団に対し、ロシアを巡る状況は「正常」ではないとし、「(開催国の)米国には、ロシア財務相を通常の参加者として受け入れるべきではないという明確な姿勢を示してほしかった」と指摘。その上で、欧州は対ロシア追加制裁を準備しており、その措置を巡って米政府との緊密な協力を望んでいると語った。

クリングバイル氏によると、英国のヒーリー国防相や欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁ら欧州側は前日にロシアの関与を巡り協議し、対話の場を持つことは率直なメッセージを伝える上で有益との認識で一致したという。

その上でクリングバイル氏は「ロシアが参加しなかったG20会合が4回続いた後、ロシア財務相が復帰したという事実そのものが関係正常化の試みを示している。だからこそわれわれがこれに反発することが一層重要になる」との考えを示した。

欧州の財務相や中銀総裁は、参加者による恒例の「集合写真」に参加することにも反対し、最終的に、ロシア財務相を除いて撮影を行うことが決定したという。

招待者リストを作成した主催国の米国は、2025年のG20議長国を務めた南アフリカを招待しなかった。トランプ米大統領が貿易停止を警告しているスペインも欠席した。

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