[上海 31日 ロイター] - 中国株式市場は上昇。不動産株が急落したものの、後場にハイテク株に買いが入った。香港市場はほぼ横ばいで終了した。

中国のCSI300指数は序盤の下げを取り戻し0.4%高、上海総合指数は約1%上昇して終了。香港ハンセン指数は0.1%安。

中国市場は後場にハイテク株に押し上げられた。CSIクラウドコンピューティング50指数が4%高、CSIビッグデータ産業指数が3.5%高、CSI集積回路指数が3%高、CSI人工知能指数が2.8%高。

中国国家統計局が発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は7月から上昇したものの、景気拡大と縮小の分岐点となる50を2カ月連続で下回った。サービス業と建設業を含む非製造業PMIは7月から変わらずで2022年12月以来の低水準にとどまった。

UBS証券のチャイナ担当チーフエコノミスト、ユー・ソン氏は年内の追加支援策を予想し、「年間成長率目標を達成できないリスクがより顕著になっている」と指摘した。

不動産株は大幅安。当局が先週末発表した規制で、不動産開発業者の資金繰り悪化、不動産投資の一段の冷え込みへの懸念が台頭し、中国本土上場の不動産株が3%安、香港の中国本土不動産株は6%急落した。

ガベカル・ドラゴノミクスのアナリスト、ジャン・シャオシー氏はリポートで「予約販売制度の縮小に向けた取り組みは住宅着工の減少につながる」と指摘し、銀行が国有系の開発業者を優先する中で「より多くの民間開発業者が市場から撤退するだろう」と予想した。

中国市場の金関連株も大幅下落。ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長のタカ派発言を受けた金相場の下落が重しとなった。

中国銀行株は上昇。国内大手銀行の決算が不動産危機のピーク以来最も好調な内容だったことを好感した。

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