Lucy Craymer

[ウェリントン 31日 ロイター] - 太平洋諸島フォーラムの年次会合が31日、パラオで始まった。地域の結束を示す狙いだが、フィジー、バヌアツ、サモア、ソロモン諸島の各首相とキリバスの大統領は、台湾と外交関係を維持するパラオでの首脳会議に出席しない。

中国はパラオが会合に台湾を参加させたことを問題視し、台湾にはフォーラムに参加する「資格がない」と主張した。台湾の林佳竜外交部長(外相)は、フォーラムに合わせて開かれる会合や関連行事に招待された。台湾は正式な対話パートナーではなく、開発パートナーと位置付けられている。

米国、中国、日本、シンガポールなどの対話パートナーは、昨年ソロモン諸島のホニアラで開かれた会合から除外されたが、今回は復帰する。ランドー米国務副長官や中国の銭波・太平洋島しょ国事務特使らが出席する見通しだ。会合はウィップス・パラオ大統領が主催し、9月4日までコロールで開かれる。

ニュージーランドのピーターズ外相は30日、記者団に対し太平洋諸国が具体的な成果を求めていると述べた。石油供給の混乱が域内で最も差し迫った懸念の一つだと指摘し、数日以内に支援策が発表される可能性を示唆した。

地域の安全保障も議題となる見通しだ。8月にフィジーのスバで開かれた太平洋島しょ国外相会合では、太平洋での中国のミサイル実験に対する共同対応について合意できなかった。

ピーターズ氏は、各国首脳がパラオで共通の立場に達するかは不透明だと述べた。実験から時間が経過しており、現時点で対応する意義には疑問があるとの認識も示した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。