Dan Peleschuk Yuliia Dysa

[キーウ 26日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、東部ドネツク州の要衝地帯を防衛する指揮官として第3軍団団長のアンドリー・ビレツキー氏と、第1軍団「アゾフ軍団」団長のデニス・プロコペンコ氏を任命した。

交戦中のロシア軍は、ドネツク州の工業都市群からなる要衝地帯へ着実に進軍している。ロシアはウクライナに対し、4年を超えている戦闘を終結させるのと引き替えにこの地域の領有権を放棄するように要求。ウクライナは拒否しており、要衝地帯の防衛力を強化することを目指す。

ビレツキー氏とプロコペンコ氏は経験豊富な新世代の現場指揮官を代表する存在となっており、効率的な戦闘態勢と計画立案能力の高さが称賛されている。第3軍団と第1軍団はウクライナ軍の中でも最も有能で、訓練が行き届いていると見なされており、既に前線の防衛に当たっている。

ウクライナ軍が今年に入って全長1200キロに及ぶ前線の主導権を奪還し始めた。ゼレンスキー大統領は南東部で数段階にわたる作戦を通じて数十の集落を解放し、700平方キロを超える領土を奪還したと説明した。

しかしながら成果はまちまちで、ロシア軍はコンスタンチノフカ、クラマトルスク、スラビャンスクの各都市に迫っている。いずれもウクライナにとって極めて重要な拠点となっている。

ウクライナのオープンソース情勢分析グループ「ディープ・ステート」によると、ロシア軍はコンスタンチノフカのさらに奥深くへ攻め込んでいる。ウクライナ軍は家屋や地下室、廃墟の中から敵を掃討せざるを得ない状況に追い込まれている。

ディープ・ステートは、ロシア軍はクラマトルスク、スラビャンスクからわずか13キロの地点に展開し、両都市に対する空爆と砲撃を強化していると指摘。ロシア軍は両都市への集中的な攻勢に備えているとの見方を示した。

ウクライナの軍事アナリスト、ミコラ・ビエリエスコフ氏は、ビレツキー氏とプロコペンコ氏の任命は、7月に就任したミハイロ・ドラパティ総司令官が戦略計画立案の余地を広げることを意図していると解説する。

オレクサンドル・シルスキー前総司令官は、前線の小さな区画に至る細部まで管理するとの批判にさらされていた。

ビエリエスコフ氏は「つまり、これは正しい措置だ」との見解を示した。

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