テキサス州ではメキシコとの国境に近い南部を中心に、ラセンウジバエに感染した症例が犬を含めて数十例確認されている。

アメリカン・ケネルクラブ(AKC)によると、連邦・州当局は、ラセンウジバエの症例が確認された地点から半径20キロの範囲を発生区域に指定。感染拡大を食い止めるため、検疫や移動制限、監視態勢の強化といった措置を講じている。

しかしテキサス州は特に、州を越えた動物の移動に対する依存が大きい。

テキサス州のシェルターで保護されている動物の数は、地元で里親を見つけられる頭数を大幅に上回る。そのため保護団体は日常的に、引き取り手が多い別の州へと犬や猫を移動させている。

大手保護団体ASPCAの集計によれば、2025年の1年間でテキサス州のシェルターから他州へ移送された犬は約8万9000頭、猫は約5万3000頭に上る。同時期にテキサス州では犬約4万5000頭と猫約2万9000頭が安楽死させられた。

こうした犬や猫の移送は、過密状態を緩和して殺処分を減らすためには欠かせないと愛護団体は指摘する。

受け入れが限界に達したら…
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