[ハノイ 21日 ロイター] - 指数算出会社FTSEラッセルは21日、9月にベトナムを「フロンティア市場」から「新興国市場」へ格上げするのを前に、同社のグローバル株式指数に組み入れるベトナム株式のリストを公表した。鉄鋼メーカーのホアファットや複合企業のビングループなどを採用した。
FTSEラッセルは、この格上げにより、インデックスファンドなど指数に連動するパッシブ運用資金約15億ドルを含め、60億ドルに上る資金がベトナム株式市場に流入すると推計している。
「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に組み入れられるベトナム株は27銘柄。
国営銀行ベトコムバンク、ビングループと傘下の不動産開発会社ビンホームズが大型株に、BIDV、ホアファット、VPバンクは中型株に分類された。これら6銘柄は「FTSEオールワールド・インデックス」にも採用された。
テクノロジー企業FPTなど残り21銘柄は小型株に分類された。
また「FTSEトータルキャップ・インデックス」向けに超小型株90銘柄がリストアップされた。個別の構成ウエート、浮動株調整済みの投資可能係数は開示されなかった。
メイバンク証券は、格上げに伴うFTSE指数に連動する上場投資信託(ETF)のベトナム株へのアロケーションについて、第一弾が約1億9000万ドルと推計。このうちビングループに約4900万ドル、ホアファットに1130万ドル、FPTに1080万ドル振り向けられると予想した。
FTSE関連の資金流入額は、ビングループが4億9000万ドル、ホアファットが1億1290万ドル、FPTが1億0770万ドルと推計した。
指数組み入れは段階的に実施され、9月に時価総額の10%、来年の3月にさらに20%、6月と9月にそれぞれ35%を追加する予定。
格上げが完了した時点で、ベトナム株が指数に占める割合は「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」で約0.034%、「FTSEオールワールド・インデックス」が0.02%、「FTSEエマージング・オールキャップ・インデックス」0.329%、「FTSEエマージング・インデックス」0.192%と予測されている。
公式データによると、外国人投資家は年初来でベトナム株を約36億1000万ドル売り越している。25年は50億ドルの売り越しだった。
LSEGのデータによると、代表的な株価指数であるVN指数は年初来で2.82%下落している。