[ソウル 24日 ロイター] - 韓国のサムスン電子の株価が24日序盤の取引で8%下落した。今年の株主還元が最大110兆ウォン(794億ドル)に達する可能性があると先週発表したことを受けた。
競合の半導体大手SKハイニックスは0.4%上昇、総合株価指数(KOSPI)は1.5%下落している。
サムスン電子は21日、今年の株主還元について、第3・四半期の現金配当30兆ウォンを含めて最大110兆ウォンと、過去最高だった2020年の20兆3000億ウォンの5倍以上になるとの見通しを示した。
ただ、アナリストからは予想を下回る規模だとの指摘や、自社株買い計画についてより詳細な情報を期待していたとの声が出ている。
ユージン・セキュリティーズのアナリスト、ソン・インジュン氏はリポートで「SKハイニックスと異なり、サムスン電子は既存の株主還元方針を引き上げる可能性に言及しなかったほか、株価上昇により直接的に寄与し得る自社株消却計画も発表せず、失望を誘った」と指摘した。
一方で「段階的に追加の株主還元発表が行われ、市場の期待に応えていくと予想される」とも述べた。