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[ミラノ 21日 ロイター] - イタリア銀行大手モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(MPS)は21日、競合するバンコBPMとプライベートバンクのバンカ・ゼネラリに対し、約340億ユーロ(398億ドル)規模の株式交換による同時買収提案を行った。国内銀行業界の再編を巡る争いが激化している。

国内最大手行インテーザ・サンパオロから6月に仕掛けられた敵対的買収を阻止するため、これまでで最も大胆な試みとなる。

この取引の一環として、MPSは株主に対し総額40億ユーロ相当の「特別配当」も提案した。インテーザが提示した30億ユーロをわずかに上回る。

MPSが提示する配当は、一部を現金、残りをイタリア保険大手ゼネラリの株式で支払う。MPSはゼネラリ株の13%を保有しており、このうち約4.5%分を原資に充てる。

<イタリア第3位の銀行グループ創設へ>

この計画は、総資産でイタリア第3位の銀行グループを創設することを目的としている。20日の取締役会では過半数の取締役から支持を得たが、一部の取締役が反対しており、計画の実現に向けた障害となる可能性がある。

インテーザによる買収提案が既に出ているため、MPSは10月29日に予定する株主総会で計画の承認を得る必要がある。イタリアの買収規則では、MPSがインテーザの買収提案への対抗策を講じるには、株主の50%超から承認を得る必要がある。

<年間約26億ユーロの相乗効果>

MPSはバンコBPMの株式1株につき1.567株、バンカ・ゼネラリの株式1株につき6.958株の新株を発行すると発表。企業価値をそれぞれ約253億ユーロ、87億ユーロに設定した。

2件の取引が実現すれば、プロフォーマ貸借対照表は約4660億ユーロ、金融資産総額は8100億ユーロを超えるという。

また、年間税引き前シナジー効果は約26億ユーロと試算している。

規制当局の承認を含む買収手続きは、2027年2月中旬までの完了を目指している。

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