[アンカラ 19日 ロイター] - イスラエルがトルコ国境に近いシリアの空軍基地を空爆し、シリアがトルコ軍による同基地への展開を認める寸前だったと主張していることについて、トルコは19日、「到底受け入れられない」として強く反発した。

イスラエルは18日、アレッポ近郊のアブ・アルドゥフール空軍基地を空爆した。イスラエル首相府は声明で、シリアがトルコ軍の同基地への展開を認めることで、安全保障問題でイスラエルと合意した現状を覆す寸前だったと主張した。トルコ軍の展開はイスラエルの安全保障を脅かすとして、容認しない姿勢を示した。

これに対しトルコ大統領府は、イスラエル首相府の「到底受け入れられない主張」は、イスラエルの選挙を控え「拡張主義的で地域を不安定化させる政策」を推進するネタニヤフ氏の意図に基づくものだと批判した。地域に恒久的な平和を実現するには、イスラエルが国際法を順守し、「攻撃的で威圧的な政策」を放棄するほかないとXに投稿した。

「イスラエル首相府が示した到底受け入れられない主張は、シリアの主権と領土の一体性を標的とするイスラエルの違法な空爆を正当化することが狙いだ」と指摘した。トルコ軍の展開計画の有無には明確に言及しなかった。

さらに「トルコはシリアの平和と安定、繁栄の実現に向け、正当な枠組みに基づいてシリア政府との協力を断固として継続し、シリアの不安定化を決して許さない」と強調した。

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