[19日 ロイター] - 韓国のサムスン電子が一部の先端半導体受託製造(ファウンドリー)サービスについて、新規注文の価格を最大15%引き上げたことが、関係者2人の話で分かった。人工知能(AI)向け半導体の需要拡大で、台湾積体電路製造(TSMC)が長年支配してきたファウンドリー事業で生産能力が逼迫している。
関係者によると、中国の顧客からの需要が特に強いが、サムスンは米国の顧客への供給や自社の半導体生産向けの能力確保を優先する必要があるため、全ての注文には対応できていないという。
関係者の1人は、中国の顧客は最も大幅な値上げを受け入れている部類に入ると述べた。米政府による半導体製造装置の対中輸出規制強化を受け、中国企業が海外ファウンドリーへの依存を強めている実情が浮き彫りになった。
関係者によると、サムスンは7月に「SF4」と呼ばれる4ナノメートルプロセスで製造する半導体の価格を引き上げた。関係者の1人によると、中国と米国のSF4顧客向けの価格は前月比で10─15%上昇、TSMCの本拠地である台湾の顧客向けは5─10%の上昇となった。