William James
[ロンドン 14日 ロイター] - 英運輸省は14日、2035年までに自動車メーカーが販売する新車を全て、走行中に二酸化炭素(CO2)を排出しない電気自動車(EV)などのゼロエミッション車に切り換える規制について、4つの代替案を提示した。これらの代替案について自動車業界から意見を募るパブリックコメント(意見公募)の受付を始めた。
24年に導入された現行の規制は、26年には新車販売の33%、30年に80%、35年までに全てをゼロエミッション車に切り換えることをそれぞれ目標とし、達成できなかったメーカーに罰金を科す。これに対し業界団体の英自動車工業会(SMMT)はEVについて充電インフラの未整備、消費者の信頼感低下などを背景に大幅な割引を適用しているものの、需要が伸び悩んでいるとして達成が困難になっていると反発していた。
変更案は4つあり、うち3つは35年までに全てをゼロエミッション車に切り換える目標を維持しつつ、30年の目標を最低で50%まで引き下げるものだ。残る1つの案は現行方針を維持しつつ、メーカーが目標達成に向けて柔軟性を持てるようにする。
運輸省は「サプライチェーン(供給網)の混乱や、関税と貿易を巡る不確実性といった困難かつ複雑な世界経済情勢を踏まえ、ビジネスに配慮した現実的な目標となることを確実にするために見直す」とコメントした。
調査会社ニュー・オートモーティブによると、7月の新車登録台数に占めるバッテリー式EVの割合は27.4%だった。