Jonathan Stempel

[14日 ロイター] - 米投資会社バークシャー・ハサウェイは14日付の規制当局への届出書類で、2026年第2・四半期にグーグルとユーチューブを傘下に持つアルファベットへの投資を大幅に拡大したと明らかにした。保有株数は前四半期末比83%増の約1億0600万株で、6月末時点の保有額は約378億ドル。アルファベットはバークシャーにとって第3位の保有銘柄になった。

届出書類によると、3月末のバークシャーのアルファベット保有株数は5780万株。それから6月末までに増加した分のうち約100億ドルは、アルファベットの人工知能(AI)インフラ拡充を支援するため6月に公表された投資が含まれる。

6月末時点の保有額ベースでは、アップルが660億ドルで最大の投資先を維持。次いで金融・旅行のアメリカン・エキスプレスが513億ドル、アルファベットの順となった。第4位は飲料大手コカ・コーラ、第5位はバンク・オブ・アメリカだった。

約1年半保有していた酒類メーカーのコンステレーション・ブランズ株は全て売却したほか、第1・四半期に取得を開始したデルタ航空株と百貨店メーシーズ 株は買い増した。

今回の届出書類は6月末日時点の米上場株式の保有状況を示したもので、バークシャーの総額3238億ドルの株式ポートフォリオの大部分を占める。

バークシャーは第2・四半期に235億ドル相当の株式を購入し、37億ドル相当を売却。これにより14四半期連続で売り越していた状況が終了した。

グレッグ・アベル最高経営責任者(CEO)は、昨年末にCEOを退任した著名投資家ウォーレン・バフェット氏から引き継いだ巨額の手元資金の活用を進めている。

バークシャーの現金保有額は6月末時点で3647億ドルとなり、3月末の3802億ドルから減少した。減少には45億ドルの自社株買いも影響した。

引き続き会長を務めているバフェット氏は先月、CNBCのインタビューで、アルファベットへの投資は自身の発案だったと明らかにした。バークシャーは昨年第3・四半期から同社株の取得を始めている。またバフェット氏はアベル氏と資本配分について協議を続けていると説明した。

デルタ航空株の保有は第2・四半期に44%増の5730万株となり、保有額は約54億ドルに達した。メーシーズ株は2倍超の約730万株に増加し、保有額は1億7300万ドルとなった。

バークシャーはこのほか、住宅建設大手レナー株を買い増し、同業のDRホートン株について約58万ドルの小規模な新規投資を開示した。一方でアリー・ファイナンシャル、バンク・オブ・アメリカ、キャピタル・ワン、透析サービス大手ダビータ、食品スーパー大手クローガー、鉄鋼大手ニューコアの保有株は縮小した。

アベル氏は今年2月、バークシャーの株式ポートフォリオの94%を自身が管理し、投資マネジャーのテッド・ウェシュラー氏が残る6%を担当していると発言している。今回どの銘柄の売買を誰が担当したかは明らかにされていない。

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