<ロンドン株式市場> まちまちで取引を終えた。FTSE100種は鉱業株の下落に押されて4日続落し、取引時間中に一時、7月27日以来の安値を付けた。一方、中型株で構成するFTSE250種指数は0.09%高と3日続伸した。 6月の英国内総生産(GDP)は前月比0.3%増だった。イラン情勢に伴うエネル‌ギー価格の高騰が一服し、サッカーワールドカップ(W杯)の開幕や猛暑も相まって企業活動が押し上げられたことを背景に、予想を上回って伸びた。ただ、短期的な金利見通しにあまり影響を与えず、ポンドはドルに対してほぼ横ばいだった。 金属価格が軟調に推移したことからFTSE350種貴金属株指数は4.56%、鉱業株指数は3.78%それぞれ下落した。チリ産銅大手アントファガスタは6.8%安。2026年通期の銅生産見通しを引き下げたことを受けて売られた。資源大手のリオティントは4.8%、アングロ・アメリカンは3.5%いずれも下落した。 不動産サービス会社サヴィルズは10.9%高。26年1─6月期決算で基礎利益が大幅増加したと発表し、買いが膨らんだ。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 小幅に続落して取引を終えた。エネルギーや資源株の下落が相場の重荷となった。中東情勢をにらむ展開の中、ユーロ圏のインフレ統計発表を控え、投資家には慎重さもみられた。 エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の支配を巡って米国とイランが対立し、中東情勢を巡る不透明感が続き、欧州企業の決算シーズンは堅調と見込まれるものの、投資家心理は抑制された。 世界の石油需要見通し引き下げや米原油在庫の増加を受けて、ブレント原油先物価格は上昇が一服。STOXX欧州600種石油・ガス株指数は0.84%安。金属価格が軟調に推移したことから資源株指数は3.03%下落した。一方、食品・飲料株指数は1.30%、通信株指数は1.03%それぞれ上昇した。 デンマークの海運大手マースクは9.4%高。今年2回目となる通期業績見通しの上方修正を発表したことを受けて買われた。通期売上高見通しを引き上げたオランダの決済サービス会社アディエンは16.4%高。 市場は、欧州中央銀行(ECB)の今後の金融政策の手がかりとして、14日に発表されるユーロ圏のインフレデータを注視している。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> 国債利回りが低下した。原油価格が下落したほか、この日発表された米国のインフレ指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)の来月会合での利上げ観測が後退したことが背景にある。米労働省が発表した7月の卸売物価指数(PPI)は前年比4.7%上昇し、伸びは6月の5.5%から鈍化。市場予想も下回り、市場ではFRBが来月の連邦公開市場委員会(FOMC)で金利を据え置くとの見方が強まった。米国経済の規模の大きさやFRBが他の中央銀行や世界市場に及ぼす影響力を踏まえ、米国のインフレ指標は注目度が高い。 一方、ロイターがエコノミストや投資家を対象に実施した調査によると、欧州中央銀行(ECB)が来月の理事会で25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを実施する確率は約90%との見方が織り込まれている。ユーロ圏のインフ​レ率は、足元のエネルギー高を背​景にECBの目標⁠である2%を大きく上回る水準で推移している。また市場は引き続き中東情勢にも注目。今週に入ってから船舶への攻撃が発生し、米国とイランの双方が対決姿勢を強めていることから、合意は難しい状況にあるとみられる。13日の北海ブレント原油は約2%安の1バレル=87.20ドル。ただ、依然として開戦前と比べて約45%高い水準で推移している。 ユーロ圏の指標金利である独10年債利回りは2.6bp低下の3.13%。 ECBの政策金利見通しに敏感な独2年債利回りは約1bp低下の2.759%。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]

<金利・債券>

米東部時間14時32分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 97.49 0.00 97.49

独連邦債2年物 105.57 +0.04 105.53

独連邦債5年物 114.18 +0.14 114.04

独連邦債10年物 124.99 +0.25 124.74

独連邦債30年物 106.74 +0.28 106.46

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 2.752 -0.014 2.782

独連邦債5年物 2.842 -0.025 2.893

独連邦債10年物 3.131 -0.027 3.129

独連邦債30年物 3.641 -0.021 3.659

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