Yimou Lee Fabian Hamacher

[新北 7日 ロイター] - 台湾軍は年に1度の大規模軍事演習「漢光」の2日目となった6日、中国軍が台北を攻略する近道になりかねない戦略的要衝の橋の防衛演習を実施した。

10日間の日程で5日に始まった同演習は、中国からの攻撃を想定した戦闘準備態勢の検証に重点を置く。

今年開通した淡江大橋は、台北につながる淡水河の河口に架かる橋で、台北に隣接する新北市に位置する。

兵士らは深夜に行われた演習で、橋の上にバリケードや有刺鉄線の防御柵、土のうによる陣地を築いた。軍用車両や平床トラックが橋に乗り入れ、兵士らが有刺鉄線のコイルを広げ、土のうを降ろし、防御陣地を設置した。

自転車利用者や歩行者は、部隊が橋の一部で作業する間、封鎖されていない部分を引き続き通行した。

演習を視察した国防安全研究院の研究員、掲仲氏は、有事の際にこの橋を守ることは極めて重要だと強調した。

同氏はロイターに対し、侵攻部隊が淡江大橋を掌握して通行可能な状態を維持できれば、部隊と物資を迅速に川の対岸へ移動させることが可能になり、大規模な水陸両用の上陸作戦に最も適した台湾北部沿岸の上陸拠点から事実上、台北の外郭に進入できるようになると指摘した。

「淡江大橋が通行可能な状態のままであれば、主力部隊は素早く橋を渡り淡水河北岸に到達し、そのまま台北市内に進入することができる」と語った。

今回の演習は橋の完全封鎖を想定したものではなかったとした上で、工兵がどれほど迅速に障害物を設置できるか、また有事に橋を封鎖するためにどのような資源が必要となるかについて軍がデータを収集することができたと述べた。

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