Sneha S K Kamal Choudhury
[6日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社レプリミューン・グループは6日、米食品医薬品局(FDA)より、治療が困難な皮膚がん治療薬「RP1(製品名Tudriqev(トゥドリケフ)」の迅速承認を獲得したと発表した。
同社はRP1について、米ブリストル・マイヤーズ・スクイブのがん免疫療法「オプジーボ」との併用を前提に、先行治療で効果が見られなかった進行性メラノーマ(悪性黒色腫)患者を対象にした使用で迅速承認を申請していた。
完全承認に向けた検証的な後期臨床試験が進行中で、データは2030年に得られる見込みだという。
今回の決定はレプリミューンにとって重要な節目となる。同社は過去2回、試験で対照群が欠如していることや、有効性を裏付ける証拠不足などを理由に承認を拒否されていたが、3度目の申請で承認を獲得した。
RP1は遺伝子組み換えされたヘルペスウイルスで、腫瘍に直接注入すると、がん細胞に感染して死滅させると同時に、免疫系にシグナルを送って体内の他の部位にあるがんを攻撃させる。
同社によると、平均的な1治療コースの価格は45万ドルに設定され、約60日後に出荷を開始する見通し。
RP1は米アイオバンス・バイオセラピューティクスの「アムタグビ」と競合する。同薬は2024年に同じ適応症で承認されたが、腫瘍組織を採取するための大手術を必要とする。