Rae Wee Yantoultra Ngui
[シンガポール 7日 ロイター] - シンガポールの銀行大手オーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)とユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)が7日発表した第2・四半期決算は増益となった。資産運用など手数料収入を伴う事業からの収益が、低金利による主力の融資業務への圧力を相殺した。
国内銀2位のOCBCは市場予想を上回る過去最高の四半期利益を計上し、融資の伸び率見通しを引き上げた。3位のUOBも四半期利益が予想を上回ったが、2026年の手数料収入の伸び率見通しを従来の1桁台後半から1桁台前半に引き下げた。理由は説明していない。
OCBCの四半期純利益は22%増の22億2000万シンガポール(S)ドルと過去最高。LSEGがまとめたアナリスト予想(19億3000万Sドル)を上回った。
非金利収入は51%増の19億1000万Sドル。手数料収入が28%、トレーディング収入が85%、保険収入が68%、それぞれ増加した。
上半期の資産運用収入は27%増の32億9000万Sドルと過去最高を記録し、銀行部門の運用資産残高は13%増の3500億Sドルとなった。
UOBの第2・四半期純利益は10%増の14億8000万Sドル(11億7000万米ドル)と、市場予想の14億Sドルを上回った。
純手数料収入は5%増の6億6500万Sドルで、資産運用手数料が過去最高となったことがけん引した。上半期の資産運用収入は16%増加し、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナムでは30%伸びた。
両行はいずれも、融資の収益性を測る主要な指標である純金利マージンが低下し、OCBCは前年同期の1.92%から1.70%に、UOBは1.91%から1.74%に、それぞれ低下した。
OCBCは融資の伸び率見通しを従来の1桁台半ばから、1桁台後半─2桁台前半に引き上げた。
UOBは今年の融資の伸び率見通しを従来通り1桁台前半に据え置き、通年の純金利マージンは1.75─1.80%になるとの見通しを示した。