[北京/上海/シンガポール 6日 ロイター] - 中国のロボットメーカー、ユニツリー(宇樹科技)は6日、上海での新規株式公開(IPO)価格を1株当たり150.8元(22.34ドル)に決定したと発表した。公開価格に基づく企業価値は約610億元(90億4000万ドル)となる。

宇樹科技は中国本土市場に上場する初のヒト型ロボットメーカーとなる。

同社は上海証券取引所への提出書類で、61億元の調達を目指すとした。上場時の想定時価総額は、ロイターが昨年9月に報じた最大500億元という当初目標を上回る。

今回のIPOは、米中間で貿易・技術を巡る緊張が高まる中で実施される。米政府は外国製のヒト型ロボットや4足歩行ロボットへの新たな規制を導入するなど、米国の技術・市場への中国のアクセスを厳格化。中国政府は輸出規制や特定の米企業への制裁で対抗している。

宇樹科技は、走行やダンス、アクロバティックな動きで知られる既存のヒト型ロボットと4足歩行ロボットについては米国の認可を得ているが、将来のモデルは米国での販売が禁じられる可能性があるとしている。

目論見書によると、同社は増資後の株式資本の10%に当たる4045万株を上海証券取引所の新興ハイテク企業向け市場「科創板」で新規発行する。

中国の人工知能(AI)企業ディープシークがIPOの戦略的投資家の1社となっている。

IPOの申し込み受付は8月10日に開始される予定だ。

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