[6日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、ロシアによる船舶や港湾施設への攻撃で被害を受けた農家に支援を提供すると表明した。
夜のビデオ演説で、この措置は政府会合で検討されたもので、「ロシアによる港湾や海上回廊への攻撃で苦境に立たされている」農家に重点を置くと説明した。措置には補助金付き融資など資金面での支援が含まれ、「近日中に実施を始める」という。
世界最大の小麦輸出国であるロシアと、主要な農産物輸出国のウクライナはここ数週間、黒海地域で互いの農産物輸出施設や商船を攻撃し合っている。
ウクライナは、ルーマニアに向かう沿岸航路における安全な船舶航行のため黒海回廊を設定していたが、最近はこの海域で船舶が攻撃されている。
ウクライナのシビハ外相は、2022年の侵攻後数カ月間にロシアが行った攻撃で世界の食料価格指数が急騰し、「数百万世帯が深刻な食料不安に陥った」と指摘。Xに「ロシアは今、ウクライナの港湾や海上回廊沿いで民間船舶を攻撃して同様の結果を得ようとしている。世界への影響は22年当時と同様に深刻となる恐れがある」と投稿した。
ビソツキー農業相は今週、穀物の代替輸出ルートが必要な処理能力に達するのは早くても8月末で、カバーできるのはロシアの攻撃で混乱している黒海の港湾が扱っていた半量程度になるとロイターに述べた。