Michael Erman Christy Santhosh

[4日 ロイター] - 米製薬大手メルクが4日発表した第2・四半期決算は、売上高が前年同期比5%増の166億1000万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の163億6000万ドルを上回った。

純損益は、がん治療薬開発会社ターンズ・ファーマシューティカルズの買収に伴う特別費用57億ドルの計上により、赤字となった。1株当たり調整後損失は0.13ドルで、赤字幅はアナリスト予想平均の0.27ドルより小幅だった。これには買収に伴う1株当たり2.31ドルの特別損失が含まれている。

世界で最も売れている処方薬である免疫療法「キイトルーダ」の第2・四半期売上高は、同5%増の83億7000万ドルとなり、アナリスト予想(80億7000万ドル)を超えた。これには新製品の皮下投与製剤「キイトルーダQLEX」の売り上げ4億6300万ドルが含まれている。

キイトルーダの主要な特許が切れ始める2028年以降の業績についてロブ・デイビス最高経営責任者(CEO)は「断崖というよりは緩やかな坂」のような小幅な落ち込みにとどまると予想。その後は急速に成長軌道に戻るとの見方を表明した。

キャロライン・リッチフィールド最高財務責任者(CFO)はインタビューで、予想を上回るキイトルーダQLEXの普及が同薬の業績上振れに寄与したと述べた。米国での普及率は2027年末までに30─40%に達するとの見通しを示した。

キイトルーダの好調を背景に、メルクは2026年通期売上高見通しを従来予想の658億─670億ドルから663億─673億ドルに上方修正した。これはアナリスト予想の約668億ドルを小幅に上回っている。

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