Yimou Lee

[台北 5日 ロイター] - 台湾は5日、中国の侵攻を想定した年に1度の大規模軍事演習「漢光」を開始した。敵の動きが予想に反した場合に指揮官が即応して戦闘を遂行できる能力を検証する。今回は初めてインターネット接続を一時的に制限する措置も取り入れる。台湾当局者が明らかにした。

高官2人によると、10日間にわたる演習はこの日の早朝、台北の地下指揮センターが出した演習命令を受けて始まった。これにより、戦闘機の分散配備や海軍の緊急展開を含む戦闘準備態勢に入った。

台湾は今回、米軍の慣行を手本とした「バックブリーフ」と呼ばれる手法も初めて取り入れる。これは、命令を受けた下級将校が任務の詳細を指揮官に復唱する仕組みで、連携の向上を狙ったものだという。

携帯電話のインターネット速度を意図的に低下させる措置も初めて演習に組み込んで、帯域幅が乏しくなった場合に市民がどのように連絡を取り合うかを検証する。

演習ではまた、中国が攻撃の初期段階で指揮センターや港湾、物流、防衛産業施設をまひさせようとするといった戦時における重要な懸念にも焦点を当てる。

演習には予備役約5000人を含む2万人超の兵員が動員される。

中国国防省はコメント要請に応じなかった。

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