[ロンドン 30日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、ロシアがウクライナへの攻撃で北朝鮮製ミサイルを使用したと明らかにした。ロシア軍による北朝鮮製ミサイルの投入が確認されたのは約1年ぶり。関係筋は、長期間の空白を経て再投入されたことは、ロシアが新たな兵器備蓄を確保した可能性を示唆しているとの認識を示した。

ゼレンスキー大統領は定例の夜間ビデオ演説で、暫定的な情報によると、北朝鮮製ミサイルは自身の出身地である中部クリブイリフへの攻撃に使用されたと説明。この攻撃により、近郊の民家で子どもを含む一家5人が死亡したという。

関係筋によると、ウクライナ軍のレーダーは、クリブイリフに向けて飛来したミサイル2発の軌跡を探知した。これらのミサイルは、北朝鮮の短距離弾道ミサイル「KN23」または「KN24」の特徴と一致していたという。

ロシアは2023年末ごろから、KN23やKN24をウクライナに対する攻撃に投入し始めた。軍関係筋によると、ウクライナがロシアによる北朝鮮製ミサイル使用を最後に確認したのは25年8月8日だった。

北朝鮮はウクライナ侵攻を続けるロシアの緊密な同盟国で、これまでに数千人規模の兵員や数百万発の砲弾を供給しているほか、ミサイル供与も行っていると見られている。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。