Gram Slattery David Brunnstrom
[ワシントン 28日 ロイター] - トランプ米大統領は28日、グラム米上院議員の葬儀に出席するため訪米中のウクライナのゼレンスキー大統領とホワイトハウスで会談した。両首脳は、米国製の防空システム「パトリオット」で使用する迎撃用ミサイルの製造ライセンス供与のほか、ロシアとの和平協議の再開に向けた取り組みを巡り協議した。
ゼレンスキー氏は、グラム上院議員の葬儀に先立ち、ホワイトハウスの大統領執務室(オーバルオフィス)でトランプ氏と会談。会談は非公開で行われた。
ゼレンスキー氏は会談後、対話アプリ「テレグラム」への投稿で、トランプ氏と「有意義な会談を行った」とし、「パトリオットの迎撃ミサイルの製造ライセンスや、支援となる可能性のあるその他のアイデアについて話し合った」と述べた。ただ、詳細については明らかにしなかった。
ゼレンスキー氏はまた、パトリオット迎撃ミサイルの製造企業の一つである米防衛大手ロッキード・マーチンの幹部との会合を持ったと明らかにし、可能な限り早期に共同生産へ移行するための取り組みがすでに始まっていると述べた。
ゼレンスキー氏はその後、FOXニュースの番組で、トランプ氏が迎撃ミサイルの製造ライセンスを「供与することを承諾してくれた」と述べた。
また、上院議員らとの会談後、「われわれは外交についても話し合った。外交プロセスを強化することが重要だ」と語った。
協議に詳しい2人の関係者によると、米国のウィットコフ特使とトランプ氏の娘婿であるクシュナー氏は、ロシアとの仲介に向けた取り組みの一環として、ウクライナを初めて訪問することで合意した。両氏は昨年1月にトランプ氏が政権に復帰して以降、ロシアを訪問しプーチン大統領と複数回会談している。
トランプ氏は28日夜、ゼレンスキー氏との会談について、良好だったとの認識を示した。