Gayatri Suroyo Stefanno Sulaiman

[ジャカルタ 28日 ロイター] - インドネシア中央銀行のペリー・ワルジヨ総裁が突然辞任した背景には、経済成長戦略を巡る財務相との深刻な対立があったと、関係筋3人がロイターに語った。主要な金融当局者の間で数カ月にわたり緊張が続いていたことが浮き彫りになった。

プラボウォ大統領の側近と中銀副総裁が27日朝方、ワルジヨ氏の辞任を発表したが、発表の場に本人は姿を見せなかった。辞任の理由は「個人的な事情」とされ、具体的な説明はなされなかった。

インドネシア中銀は、プラボウォ大統領が掲げる高成長路線を支えるよう圧力を受けてきた。6月にはインドネシアの財政運営や中銀の独立性を巡る懸念から、ルピアが過去最安値まで下落した。

関係筋は、こうした対立がワルジヨ氏の辞任に直接影響したかどうかは明らかにしなかったが、インドネシアの流動性政策と、それが経済成長やルピアに及ぼす影響を巡って、見解の相違が最近深まっていたと指摘した。

関係筋の1人によると、流動性は潤沢であるべきだとするプルバヤ財務相の立場は、為替相場の安定管理を重視する中銀の姿勢と対立しており、内部で激しい議論の的になることが多かったという。

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