Hiroko Hamada
[東京 28日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅反落し、前営業日比3.95%(2566円27銭)安の6万2364円92銭で取引を終えた。前日の米半導体株安の流れを引き継いだほか、中国勢の台頭による半導体メモリーの競争激化が意識され、人工知能(AI)関連銘柄が売られた。日経平均は一時6万2000円を割り込んだ。一方、内需関連の一角は底堅く推移した。
日経平均は前営業日比0.6%(391円27銭)安でスタートした後、下げ幅を拡大し、一時4.6%(3007円)安の6万1923円60銭まで値下がりした。日経平均が6万2000円を割り込むのは、5月22日以来。指数寄与度の大きい半導体関連銘柄の下げが継続し、相場を押し下げた。
米ニュースサイトのジ・インフォメーションによると、中国は国内で開発した液浸型深紫外線(DUV)露光装置の製造を開始した。前日の海外市場では、オランダの半導体製造装置大手ASMLが急落し、東京市場でも半導体関連株の売りを誘った。韓国株の急落も投資家心理の重しとなった。
後場中盤以降、日経平均は下げ渋ったが、6万2300円近辺を軸に軟調な推移が継続。一方、内需株の一角が買われ、グロース株からバリュー(割安)株への資金シフトが続いているとの見方があった。
市場では「半導体競争を巡って中国勢の台頭が意識されているが、それが売りの口実になって調整圧力が強まっている」(三菱UFJアセットマネジメントのエグゼクティブファンドマネージャー・石金淳氏)との声が聞かれた。
日経平均は6月後半に付けた史上最高値(7万2831円73銭)から、約1カ月で1万円以上下落。石金氏は「数カ月から1年程度の中期でみれば、株高ラリーはいったんお休みとなったようだ」と話し、目先の日本株は上値の重い展開を想定しているという。
TOPIXは2.52%安の3963.59ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比2.52%安の2044.4ポイントだった。プライム市場の売買代金は9兆1959億2800万円だった。東証33業種では、小売、空運、陸運など11業種が値上がり。非鉄金属、電気機器、金属製品など22業種が値下がりした。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が反落し、2.64%安の676.57ポイントだった。
個別では、前日に決算を発表したキヤノンが5%超安。キオクシアホールディングスはストップ安。指数寄与度の大きいソフトバンクグループ、東京エレクトロンも大幅安となった。
一方、さくらインターネットは6%超高。きょう公表された決算内容を好感する買いが先行した。その他、Sansan、富士通が堅調。ファーストリテイリングもしっかりだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが480銘柄(30%)、値下がりは1047銘柄(67%)、変わらずは31銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 62364.92 -2,566.2 64539.92 61,923.60
7 ─64,573.18
TOPIX 3963.59 -102.48 4040.49 3,944.71─
4,042.49
プライム市場指数 2044.40 -52.82 2084.09 2,034.84─
2,084.42
スタンダード市場指数 1611.43 -29.56 1637.81 1,608.61─
1,637.81
グロース市場指数 875.60 -22.57 895.24 873.96─89
5.24
グロース250指数 676.57 -18.35 692.52 675.13─69
2.52
東証出来高(万株) 259337 東証売買代金(億 91959.28
円)