Dan Catchpole
[シアトル 27日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は27日、米国で登録されているボーイングの主力小型機「737MAX」数百機について、座席が正しく取り付けられていない可能性があり、点検と修理が必要になる恐れがあると発表した。
点検・修理をしなければ、緊急着陸時に乗客や乗員が負傷したり、通路がふさがれて避難が遅れたりする可能性があるという。
FAAが27日に発表した耐空性改善命令案は、米国で登録されている453機に適用される。同局の管轄は米国の航空会社に限られるが、海外の規制当局は通常、該当する場合にはFAAの命令に従う。
今回の命令案は、ボーイングがケリー・オルトバーグ最高経営責任者(CEO)の下で生産品質の改善と増産に取り組む中で出された。同社の生産品質問題は、2024年初めにほぼ新品だったアラスカ航空の737MAXのドアプラグパネルが飛行中に吹き飛んだことで表面化した。
FAAは命令案で、一部の座席が座席レールに正しく取り付けられていないとの報告を受けたと述べた。
負荷の増大や乱気流、緊急着陸があった場合、座席が座席レールから外れる恐れがあるという。
FAAは航空会社がどの程度早急に問題を是正する必要があるかについては言及しなかった。
ボーイングの広報担当者はこの問題について、昨年12月に運航会社に指針を出したと説明。「FAAがその指針を義務化することを支持する」と述べた。