Manuel Ausloos David Latona

[ボルドー/マドリード 26日 ロイター] - フランスとスペインで山火事が広がり、すでに数十万人が避難を余儀なくされる中、26日にはフランスのワイン産地の中心である歴史的都市ボルドーの郊外に向けて延焼が進んだ。

当局によると、フランスで約22万人が避難したほか、スペインでは7万5000人以上が避難し、さらに3万人に屋内退避が命じられた。

フランスでは、大西洋岸の観光地キャップフェレ半島が火災で壊滅的な被害を受け、ボルドー周辺地域にも延焼。消防隊は火の手が同地域の中心都市ボルド-に到達するのを食い止めようとしている。

ボルドーのカズナーブ市長は、火災が市中心部への入り口から約15キロの地点まで迫っていると述べた。

ヌニェス内相は26日、フランス2テレビに「火災は制御されておらず、市街地の方向に進んでいる」と指摘。「全体的な状況は非常に厳しく、前例のない事態にある」と述べた。

一方、スペインではサンチェス首相がマドリードやトレドと並び大規模火災に見舞われた中部3県の一つであるアビラの被災地を訪問した。

アーゲセン環境相によると、アビラでは5万ヘクタール以上の田園地帯が焼失し、スペインで近年最大の山火事となっている。

スペイン東部カステリョン県で発生した別の山火事では、4300ヘクタール以上が焼失したと地元当局が発表した。

<国際的な支援動員>

欧州連合(EU)の市民保護メカニズムに基づき、ギリシャとイタリアがそれぞれ消火用のカナディア機2機をスペインに派遣したほか、ポルトガルは100人以上の軍要員を機材とともに派遣した。

スペイン内務省はXへの投稿で、トルコからさらに2機が「できるだけ早く」到着すると明らかにした。

サンチェス氏は山火事に見舞われた中部各県について、政府が28日に市民保護緊急事態を宣言し、追加の復興資金を充てられるようにすると述べた。

同氏によると、スペインでは1月以降、15万ヘクタール以上が焼失し、2025年の同時期に比べ6倍に達している。

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